こんにちは!ボス猿です!
『雷雨ときどき晴れ』へのご訪問ありがとうございます。
今回は長女が1歳半で経験した,熱性痙攣についてのお話です。
ワンオペ育児の困ること代表とも言える、子供の病気。現在3姉妹となった我が子は,誰かが風邪を引けば,病院を受診すること,他の子供にうつらないように隔離すること,ご飯やお風呂の世話と,本当に体重激減するんでは?!というレベルで大変なわけです。(実際には大して体重が減ることもないんですけど(笑))とりあえず,精神的なものではなく,体力的にきつい。
しかし,子供が一人の時の病気も又ワンオペだと兎に角不安です。これが,体力的な物より実はしんどいかもしれない。。。
自分のことなら,病院に行くにもまたそのタイミングも自己責任で済む話ですが,子供のこととなると,事情が変わってきますからね,,,
熱性痙攣であろうとそうでなかろうと,様々な不安を抱えたママたちの不安を,1つでも和らげてもらえるといいなと思い,長女の熱性痙攣の経験を記事にしたいと思います。
我が子は長女も次女も痙攣経験者
そんな我が家の子供達は、ナント長女も次女も痙攣による救急搬送経験者。
しかも、2人とも違う痙攣。。そんなことってある?!ですよね。
長女は、典型的な熱性痙攣。
次女は、胃腸炎関連痙攣。そのお話はこちら↓
今回は長女について。。。
熱性痙攣発症・救急要請・病院へ
長女が初めて痙攣を起こしたのは、1歳半の頃。
まさか我が子がなるとは、夢にも思っていませんでした。
それまでにも、突発性発疹を含む様々な理由で高熱を出したことがありましたし、最初の高熱時に痙攣していなければ,その後突然痙攣を引き起こすなど思いもしなかったのです。
その日,朝から熱があった長女ですが、近所の小児科では午前診の予約が取れず、夕方の診察の予約をしていました。
ところが,14時頃に少し目を離したすきに、本棚の前で泣き始めた長女。どうやら、こけたようでしたが、何も躓くようなものはなく,不思議に思いながらも,抱っこしてあやしていると、少し嘔吐してしまいました。急いで洗面所に連れていき、私も長女も着替えようとしていると、またしても直立の状態から長女がひっくり返ったのです。
そこからは、もうかの有名な映画のワンシーンそのものです。
身体は反り返り,白目をむいた状態で硬直。呼吸も止まっているので,見る見る間にチアノーゼで赤黒くなっていく長女。すぐに携帯を手に取り119番通報しましたが,トータルで5分は呼吸が止まっていたと思います。
本当に生きた心地がしませんでした。
とにかく焦っていましたし,恐怖のあまり震えているのですが,頭の中には【あぁ,両親や義両親に何て言ったらいいんだろう。】【明日からはもうママ友と顔を合わせられないなぁ。】などとどうでもいいことが浮かんでいました。
救急車が到着するころには,長女の呼吸は戻っていましたが,それでも視点は定まらずボス猿の呼びかけにも反応はありません。
そんな長女を見ながら,間違いなく後遺症が残るだろうなぁと救急車の中で考えていました。
これまでの人生で救急車を呼んだ経験はありませんでしたが,何のためらいもなく119番を押しました。熱性痙攣は救急車を呼ぶ必要はないと言われることもありますが,初めてのことで熱性痙攣であるという確証もなかったので兎に角救急に電話しました。
後に,病院の先生にも【救急車を呼ぶ必要ないという先生もいるかもしれないけど,僕は呼んでいいと思っている。もしまたなったら,救急車を呼んでいいと思うよ】と言っていただきました。
熱性痙攣とは
熱性痙攣という名前は聞いたことがありましたが、その内容や対応方法などの知識は全く持ち合わせていなかったボス猿。病院では以下の説明を受けました。
・熱性痙攣は熱が急激に上ったり,下がったりするときに起こす痙攣。
・熱性痙攣は遺伝することが多い。(ただし,我が家はボス猿側にも主人側にも熱性痙攣の経験者はいません。)
・それ程珍しい痙攣ではない。
・半分程度の子供が1回の痙攣で終わる。
・残りの半分が2回目の痙攣を起し,その場合には痙攣止めを発熱時に入れることで痙攣を予防する必要がある。
また,その後熱性痙攣について調べたところ,熱性痙攣による後遺症はほぼなく,痙攣自体で命を落とすということもほぼないということを知りました。
ただし,嘔吐物などが詰まり窒息してしまうことがあるので,嘔吐を伴う痙攣の場合にはそっと横向きにしてあげる必要があります。
今になって思えば,このことだけでも知っていれば,我が子が熱性痙攣を起こしたとき,もう少し冷静さを保つことが出来たのではないかと思うのです。
子供の痙攣時の対処方法
長女が痙攣を起こした際,初めてのことと何の知識もなかったがゆえに,とにもかくにも死なせてたまるものかと,必死でした。
娘が歯を食いしばる前に,舌が入り込んで窒息してしまうのではないかという不安から,ボス猿は思わず長女を抱きかかえ歯の間に自分の指を挟んでいました。
後々自分の指を確認したときには,長女の犬歯で指に穴が開いていました。
そして,長女を抱きかかえたり揺さぶったり,何度も何度も大きな声で名前を呼び続けました。。。
しかし,本来子供の痙攣時にはこのような行動は決してしてはいけないそうです。。。
子供が痙攣した際には,次のような対応を行いましょう。
・大きな声を出さない。
・体には触らない。
・何分間痙攣しているか計る。
・左右対称に痙攣しているか確認する。
・縮こまるのか突っ張っているのか確認する。
当然,口に指を突っ込むなど論外です。。。
知識がないって恐ろしいです。
2回目の痙攣
長女の場合,この時の痙攣では群発せず,単発の痙攣で,典型的な熱性痙攣であることから,特に入院などの必要はなく帰宅することになりました。
そして,それから丁度1か月後,長女は2回目の痙攣を起しました。
この時にはさすがに知識もありましたし,落ち着いて対処することができました。
(あやうく110番通報するところでしたが。。。それは内緒のお話。)
2度目の痙攣は一度目よりも軽く,救急に電話をしている最中に呼吸が戻っていました。呼吸が戻っていたので自分で連れて行ったほうがいいか確認したところ,一応救急車で行ってくださいと言っていただき,またしても救急車で搬送していただきました。
その後
2度目の痙攣を起こしたことで,長女は発熱時には必ず痙攣止めの座薬を入れなければならないことになりました。まもなく6歳を迎える今現在も熱が出れば必ずダイアップです。
長女は以前の便秘の経験から,お尻に何かを入れることに極度の嫌悪感と恐怖を持っています。最近では身体も大きくなってきたこと,力が強くなってきたことから,座薬を入れるもの一苦労です。
また,幼稚園で発熱した場合少し早目に連絡をもらわなければなりません。当然お泊りを伴う外出時には,必須アイテムとなりました。
しかしそのおかげで,2回目以降痙攣を起したことはありません。
小学校に上がるころには,大抵のお子さんが痙攣しなくなっていくそうですが,これまたダイアップのやめ時がいまだにわかりません。
もちろん,自己判断はしてません!!便秘の時に痛い目にあってますから(苦笑)
この先は小児科の先生に相談しながら,決めていくことになるのでしょうが,小学生になるまでまだもう少し時間がありますから,じっくりと様子を見ていくことになりそうです。
さいごに
ちょっとした知識を持っているかいないかで,その場に立ったときの冷静さは全く違ったものになってきます。
子供の病気は不安との戦いで,自分を責めたりしてしまうこともあります。しかし,そんなことをしても何の意味もありません。まずは,出来るだけたくさんの情報を持ち(もちろん取捨選択が必要ですが。。。)的確に動けるようにしておくことが大切だと思います。
とか書きながらも,ボス猿自身まだまだなんですけどね。。。
この記事で誰かの不安が一つでもやわらげられていたら幸いです。。
長い文章を最後までお読みいただき,ありがとうございました。
ボス猿。