三姉妹ママのワンオペ育児奮闘記『雷雨ときどき晴れ』

育児を中心に,節約や在宅ワークなどを綴っていきます。

子どもにとって様々な経験が必要な理由

こんにちは!ボス猿です!

『雷雨ときどき晴れ』へのご訪問ありがとうございます。

今回もボス猿の偏見にあふれた教育ネタ記事ですので,悪しからず・・・。

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【手っ取り早く】はあり得ない

先日,主人と話をしているときの話です。

 

ボス猿も主人も元塾講師。更に現在もボス猿は採点の在宅ワークを,主人も教育関係の仕事をしています。なので,主人と教育の話をすることはかなり多いと思います。

 

本日はそんな夫婦の他愛もない会話の中で出てきたお話です。(笑)

塾で働いているときに生徒から,【手っ取り早く数学の技能を身に付けるにはどうしたらいいですか?!】と聞かれたことがあります。

 

意外とこの質問多いんですが,この質問の答えは,簡単に言えば【手っ取り早くなんてありえない。】です。

 

数学に限らず,すべての事柄において子供だろうと大人だろうと,経験したことや見たことのないはじめてのことって出来ないんですよね。

 

全ての事柄において,人間は既知の事柄を用いて対応しているんです。

 

もちろん,天才と呼ばれる人もいますが,そうした人も多くの場合において,既知の事柄を組み合わせ,そこに多少の偶然や工夫が含まれることで,新たな発見へと結びついていくわけです。

 

ですから,何事においても見たこと経験したことのないことを,突然閃いて新しい行動に移すなんてことは出来ないんですよね。

数学なら,兎に角数をこなせ

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受験の近づく季節になると,特に手早く勉強したいと考える人が多くなります。その気持ちは,よ~くわかります!

でもね,見たことのない解法は,突然使えるはずがないんです。

 

主人も【先生賢いなぁ】って言われることがあるらしいのですが,それは違います。先生という人物は,それだけ数多くの解法を見て・経験しているだけなんです。

 

それは,なにも主人が考えた解法なのではなく,既にある解き方を経験しているに過ぎない。

 

それでもどんな問題が出題されても解けるのは,様々な解法を見て知っているからです。それらの既知の解法を組み合わせることで,様々な問題に対応できるようになるのです。

 

ですから,どうしても手っ取り早く力をつけたいのであれば,数学の問題集の解説を片っ端から読み,解法を自分のものにしていくことしか,出来ません。

 

もちろん,自分のものにするには,実際に問題で活用しなければなりませんけどね。。。なので,勉強において【手っ取り早く】なんてありえないんです。

子供にはたくさんの経験を

もちろん,これは数学だけの話にとどまりません。全ての教科に言えることで,さらに言えば,学校教育にとどまることではありません。

 

就職してからの,問題解決もそうです。問題が起こったときに,解決策を考えなければなりませんが,その解決策も既知の事柄からしか見つけることが出来ないんですよね。なので,何事においても経験している事柄が少ないと,解決策も見つけられない。

 

また,こんな話を聞いたことがあります。

幼稚園児に【夕陽を見たことはありますか?!】と問うと【見たことがある】と答える子供が少ない。でも,見たことは当然あるはずなんです。

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ではなぜ【見たことがある】と答えられないのか。。。。

それは,見たことのあるそのものが【夕陽】であることを知らないからだというお話です。

 

これも,上記の話と一致しますよね。知らないことは活かせないんです。

 

ですから,子供たちには何でも様々な経験をさせてあげる必要があるのだと思います。

言葉もそうですし,行動においても,また思考についても様々な経験が必要なんだと思います。

さいごに

こんなことを書きながら,結局子供のペースに耐えられず,ついつい手を出し口を出してしまう,ダメダメイラチママなんですけどね。。。

 

でも,これから先もこのことを肝に命じておく必要があるなぁと,主人と夜な夜なそんな話をしたよ・・・という記事でした(笑)

 

あくまでも,これはボス猿の考えなので賛否両論あるかと思いますが,あくまでもボス猿の考えです。そこはご了承くださいね☆

 

本日も長い文章を最後まで読んでいただき,ありがとうございました。

またご訪問いただければ幸いです。

 

 

ボス猿。